揃えるシステム

 長男の宿題を一緒にやったり学校の話を聞いていると、揃えるシステムだなぁと感じます。

 一桁の足し算の確認テスト、何度も挑戦してみんながクリアするまでやるみたいです。

 テストが終わるまでとかではなく、合格していないくても授業は次の引き算や二桁に進んでいって、空いてる時間で確認テストは続いていきます。

 この展開で進んでいけば、この時期までには全員がここまでやったという事実が揃っていきます。

 そこまでみんなで進めば、そこまでみんなが出来たということになっていきます。

 出来るようになっていなくても新しいことをまたみんなで学んでいきます。
  
 ついて行けないことを本人はきっと分かっていますが、みんなが同じ速度で進んでいくので分かっていないまま進んでいくしかありません。

 教科書をみんなでここまで進めたこととみんなが分かったことは別だと思います。

 ただ揃えないことを前提とした教室や学校づくりは、間違いなく始まっています。

 「個別最適な学び」とか「自由進度学習」とか、そういう言葉を耳にする機会もこの数年でずいぶん増えました。

 同じ時間に同じ教室で、それぞれが違う進度で違う課題に向き合っています。

 そんな授業の様子を、研修や視察の場で見かけることも増えてきました。

 もちろん、それが万能というわけではないです。

 揃えないことにも、揃えないなりの難しさがきっとあります。

 ただ、少なくとも揃えることだけが当たり前だった時代から、少しずつ違う前提を持つ教室が生まれてきているのは確かだと思います。

 長男の学校が今どちらに向かっているのか、分かりません。

 ただ宿題を一緒にやっているときだけでも、揃えることにこだわらずに過ごしていきたいと思っています。

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