『君と宇宙を歩くために』6巻

 『君と宇宙を歩くために』の6巻が発売されました。

 6巻もとても良かったです。

 主人公の宇野と小林の関係の変化によって周りの人も変化していきます。

 今回は小林と仲が良い小田切朔との関係の変化が中心となって進んでいきます。

 朔は小林との友情が宇野のせいでズレてきていると感じています。

 宇野に冷たくあたったり、小林に宇野のことを悪く言ったりします。

 ただ、朔の裏にある葛藤や悩みが読んでいて辛くなります。

 誰かが悪いわけではないのにうまくかみ合わない人間関係を読みながら、目の前の高校生たちの間にある人間関係の悩みを想像してしまいます。

 『君と宇宙を歩くために』を読むたびに悩んでいない人間なんていないし、見えやすい姿だけではその人が抱えている背景を想像することは出来ないということを感じます。

 だから僕は安易に生徒を理解するとか、生徒に寄り添うという言葉を使うことは出来ません。

 今回は天文部の顧問の先生が抱える思いも描かれていて同じ高校教師の立場としてグッとくるものがありました。

 先生がなぜ先生になったのかという質問に対して過去を回想しながら答える場面はほんとにそうだよなあとしみじみしながら読みました。

 これからも追い続けたい漫画です。

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