自分にとってはプラスになる行動でも周りにとってはマイナスになっているかも


 人と過ごしていると、少し気になってしまう場面に出会うことがあると思います。


 特定の誰かというわけではありませんが、ため息や貧乏ゆすり、ひとりごとを見たり聞いたりしたことがある人は多いと思います。


 ため息は幸せが逃げていく、貧乏ゆすりはその名前からして、どちらもネガティブな印象を持たれがちです。

 そのため、できるだけしないほうがいいと思っていました。


 しかし実は、そういった行動には生物学・心理学的なメリットがあることが証明されています。

 ため息をつくことで自律神経が整ったり、貧乏ゆすりをすることで精神が安定したりするという研究結果が実際に出ているのです。


 一方で、どちらの行動も周りへの悪影響がないとは言えません。

 自分にとっては必要な行動だったとしても、周囲の人にはストレスを与えたり、集中力をそいだりすることがあります。

 最近では、ため息は周りにプレッシャーを与える行為として「フキハラ(不機嫌ハラスメント)」と見なされることもあります。 
 では、自分にとって必要な行動と、周りへの配慮をどう両立すればいいのか。


 大切なのは、やめようとすることよりも場所や状況を選ぶという意識だと思います。

 ため息をつきたくなったときは席を外してみる、貧乏ゆすりは椅子の脚がぶつからない場所に座るよう工夫するなど、少しの配慮で周りへの影響をやわらげることができます。


 それだけでなく、受け取り側も逆の立場から考えてみることも大切だと思います。

 誰かのため息や貧乏ゆすりが気になったとき、それは必ずしも相手の悪意やプレッシャーではなく、その人が無意識のうちにストレスを調整しようとしているサインだと思うと、少し気持ちが楽になると思います。


 結局のところ、こういった何気ない行動ひとつにも、自分と周りへの影響という二面性があるということを自覚しておくかどうかだと思います。

 お互いの事情を想像しながら折り合いをつけていくことが、人と気持ちよく過ごすための工夫なんだと思います。

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