『神の蝶、舞う果て』上橋菜穂子

 上橋菜穂子さんの『神の蝶、舞う果て』を読みました。

 面白かったです。

 上橋さんのファンタジー文学を初めて読んだのは、2020年なので6年前です。

 もちろん存在は知っていたんですが、シリーズものが多いということで二の足を踏んでいました。

 初めて読んだ『獣の奏者』以降は何で今まで読んでこなかったんだろうというくらい他の作品も一気に読みました。

 それ以降も新作が出るたびに読ませていただいています。

 どの作品の世界も最初からずっと幸せな読書体験です。

 上橋さんの描く世界は、現実世界とはまったく違うファンタジーの世界です。

 現実世界ではありえない世界にも関わらず、上橋さんの言葉で一気にその世界に入ることが出来ます。

 上橋さんの世界に入り込めた後はもう世界に乗っていくだけです。

 今回の小説は1999年に書かれた連載小説だったということなんですが、古さを感じることはまったくありませんでした。

 闇の大井戸から舞い上がってくる神の蝶と闇の蝶、闇の蝶を捕らえ弓で射る降魔士の物語。

 光と闇とは何なのか、果たして神の蝶と闇の蝶は何のために誕生するのか、闇の大井戸の底にはいったい何があるのか。

 気になった人はぜひ読んでみてください。

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