教職研修 1月号

 教職研修1月号を読みました。

 特集は時期学習指導要領「論点整理」を読み解くでした。

 特集も興味深かったんですが、今回もっとも学びがあったのは「不登校の論点」でした。

 テーマは「子供の自殺を防ぐには?」です。

 若年層の自殺が増え続ける現状に何が出来るのか、何をすべきなのかを考えるヒントがありました。

 記事では若年層の自殺に関して小中学校で不登校経験している子供が多いというデータがあることが紹介されています。

 さらに自殺者は不登校経験に加えて75%が学校復帰をしていたというデータも示されています。

 学校復帰と若年層の自殺の相関関係は分析されているわけではないですが、記事を書かれている精神科医の松本先生の考察は納得させられる部分が多かったです。

 不登校という自分なりに身を守る防衛的な行動を取ったにもかかわらず、周囲の大人の意向にあわせる形で、根本的な問題が解決していない中で再登校してしまった子供が、困難な状況にじわじわと追い詰められて自殺に至った可能性がないのか、という考察はあてはまっているように感じました。

 2019年に文科省の通知で学校に戻ることが目的ではないということが学校現場に周知されましたが、学校関係者、そして多くの大人にとっていまだに学校に行くことが基本というスタンスはなくなっていないように感じます。
 
 なので、子供が大人の意向にあわせて無理して学校に行こうとするという状況はまだまだ起こっている気がします。

 子供が危機から身を守るためにとった不登校という行動を子供が言葉で説明できないからといって、否定したり頑張れと安易に励ますことはとても危険なんだと感じます。

 また自殺しようと思ってから行動に移すまでの時間が子供はとても短く、数時間以内ということも初めて知りました。

 大人(中高年の男性)は行動を起こすまで数ヶ月から数年かかるという特徴があり、自殺を予防する手立ても子供と大人では違うということも知ることが出来ました。

 ということは子供に対しては常に行動を見守り、SOSのサインを見逃さないことがとても大事になってくると思います。

 不登校という行動はサインの一つだと考え、子供の命を守るためには何が必要なのかを考えなくてはならないとあらためて感じました。

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