逃げることは悪いことなのか。

 桃野泰徳さんの今回のブログ「勝てない場所から逃げることは、実は最強の戦略である」という話はただ続けているということが努力ではないということを感じました。

 転職することが昔より一般的に受け入れられるようになっていても、いまだにまずは続けようという価値観は存在していると思います。

 仕事に限らずいろんなことに対して、今辞めたら逃げたことになる、石の上にも三年と言うし、三年はやってみるべきだという考えは残っていると思います。

 特に真面目な人ほど、「環境のせいにしてはいけない」「自分の努力が足りないだけだ」と続けることにこだわってしまうと思います。

 しかし、本当にそうなのかなとブログを読んであらためて思いました。

 ブログでは営業から経理に異動になり、四苦八苦する友人の話が出てきます。

 友人はは必死に努力し、土日も出勤し、ボロボロになりながら仕事をこなそうとしましたが、周囲からは評価されず、本人も限界寸前にも関わらず辞めるのは逃げることだと言って続けようとします。


 そこで桃野さんは、零戦と米軍の戦いを例に挙げてアドバイスをしました。

 日本の零戦は無敵の強さを誇りましたが、米軍は零戦とは戦わず、逃げろと命じ、戦い方そのものを変えたのです。

 勝てない土俵での戦いを放棄し、自分たちが勝てる戦術と機体を用意して挑み直し、戦況をひっくり返した。

 自分の強みが活きない場所で、歯を食いしばって戦い続けることは、美徳ではなく無謀だという話をします。

 逃げることは、敗北ではなく、むしろ逃げないことで負けを受け入れるしかない状況になってしまうということだと思います。

 いまだに苦しい環境で耐え抜くことが成長に繋がると考えている人が多くいると思います。

 もちろん苦しい中で努力することで成長することはあると思いますが、それは環境があっている場合だと思います。

 サッカーが上手くなりたいはずなのに、ずっと卓球のラケットを素振りしていても上手くなる日はやってきません。


 自分が努力している場所は、自分の得意が活きる場所なのかを考える必要があると思います。

 もし場所があっていないなら、場所を変えることは決して逃げではないと思います。

 むしろ逃げないことが、自分を苦しめることになると思います。

 逃げるではなく、勝てる場所を選ぶという視点で考えると続けるかどうかの考えが少し変わるような気がします。




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