大阪桐蔭吹奏楽部の演奏

 高校で芸術鑑賞会があり、あの大阪桐蔭高校 吹奏楽部が来てくれました。

 甲子園の応援やテレビでの活躍で名前は知っていましたが、実際に生で演奏を聴くのは今回が初めてでした。

 正直なところ、想像を遥かに超える演奏でした。

 ただ演奏が上手いというだけではありませんでした。

 総勢170人近い大人数から放たれる音圧もそうですが、一糸乱れぬハーモニーの美しさがありました。

 観客からのリクエストに即対応できる演奏力は日頃の練習と舞台経験の賜だと思います。

 あと、観ていてとにかく感じたのは、圧倒的な他者目線でした。


 高校生の部活動に限らずだと思いますが、多くの発表する人は自分たちが練習してきた成果を発表する場になってしまいます。

 もちろんそれも素晴らしいことですが、大阪桐蔭のステージは根本的にスタンスが違うように感じました。

「どうすれば聴いている人が楽しいか?」

「どうすれば退屈せずに盛り上がれるか?」

 この意識が徹底されているように感じました。

 楽器での演奏だけでなく歌声もある構成や、誰もが知っているポップス、観客からのリクエストを演奏するなど様々な工夫がありました。

 ステージ上から、自分たちが楽しむ以上に目の前のあなたを楽しませたいうという他者目線を感じました。

 届けるという目線を高校生が持ち、さらに聴き手の感情を動かそうと工夫に心うたれました。

 あそこまでのエンターテイメントに徹するには、膨大な練習量だけでなく、絶対に楽しませるんだという強い覚悟が必要なはずです。

 その想いは客席にしっかりと伝わっていたと思います。

 多くの生徒が終わった後に凄かったという感想を述べていました。


 上手な演奏を聴いた満足感以上に、最高のおもてなしを受けたような気持ちになるから毎年の定期演奏会のチケットは即完しファンも増え続けているんだと思います。

 大阪桐蔭吹奏楽部の皆さん、素晴らしい時間を本当にありがとうございました。

 音楽への向き合い方だけでなく、人として大切な相手を想う姿勢を高校生から学ばせてもらった気がします。
 もし今度、演奏を聴けるチャンスがあれば、家族と一緒に参加したいと思います。

 IMG_8607