『地べたから考える』ブレイディみかこ

 ブレイディみかこさんのちくまQブックス『地べたから考える』を読みました。

 ブレイディみかこさんの今までの文章をまとめて1冊した本です。

 ブレイディみかこさんの入門書としてとてもいい1冊だと思います。

 世界をどう見ているか。

 日常的に意識している人は多くないと思います。

 今、自分が見ている世界の見方や捉え方は他の人とどう違っているのか。

 そんなことを考える機会は少ないと思うんですが、この本を読むと自分の見ていた世界は自分の価値観、育ってきた環境にいかに影響を受けていたのかということを感じることが出来ます。

 本で読むだけでその世界を見ることが出来るようになるとまでは言いませんが、少なくとも知ることは出来るようになります。


 ノーマルというのがいかに多数の意見のみに影響を受けていて、全ての人にとってのノーマルなんてものはないんだなということを考えるヒントがたくさんあります。

 ノーマル、日本語でいうと常識になると思うんですが、それが本当に正しいものなのか?

 父がいて母がいて、子供がいる家庭がノーマルというのはなぜ?
 両親が男性&女性で構成されている家庭がノーマルというのはなぜ?
 親は勤労していてその収入で生活する家庭がノーマルというのはなぜ?

 そんなことを聞かれた時になんと答えますか?

 少なくとも理由なんてなくて、そう決まっているからとか、そんなの当たり前だという人になってはいけないなと感じます。

 ノーマルの基準は人によって違うものでこうでなくてはならないというものはない。という考えが広がっていくためにも多くの人に読んでもらいたい1冊でした。

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