『学びをやめない生き方入門』中原淳

 中原淳さんの『学びをやめない生き方入門』を読みました。

 日本人は働き出すと学んでいないというのは本当か?というデータを見てみると日本人の半数以上が学びゼロの状態ということが明らかになっています。

 さらに現在自己投資をしていなくて今後も投資する予定のない人が42%というデータがあります。

 この本は「なぜ日本人は学べていないのか、そしてなぜ学ぶ気がないのかを分析し」だから学びましょう!!となっている本ではありません。

 学びのハードルを下げ、学びはそもそもめんどうだという負の感情がつきまとうことを前提としたうえで、「それでも学ぶには、どんな方法があるのか」を考えいく本です。

 まず自分自身も反省しないといけないと感じたのは6割の人は学びを隠しているという事実です。

 そして、その学びの秘匿化を引き起こしている原因が学校教育にあるというところです。

 確かに昔から学校内で必死で勉強していることをかっこ良くないという空気感があります。

 テスト前にノー勉強で受けることを得意気に語っていた人や友人は多かったと思います。

 「学ぶ」ことは隠してやること、密かにやることということを学校で無意識に学んでしまっています。

 その結果、学ぶことの魅力が失われて社会人になって学ばないことに繋がっている。

 学校でのテストの点での評価によって起きる競争原理によって勉強が好きではない割合は小学校4年生では3割だったのが中高になると6割になるのも大きな理由だと思います。

 学びが競争だと思って成長すれば、社会に出て、自分の時間まで競争したくないと思うのは当然だと思います。

 本を読みながら僕はいまだに「学ばなくてはならない」という呪いに支配されてしまっている部分があるなと感じています。

 「自信がないから、やらないといけない」という感情に支配されています。

 そうではなく、学びはそんなにネガティブなものではないですし、もっとハードルを下げていいものなんだと本を読んで感じています。

 自分がすでに学んでいることに気づき、壮大ななにかをゼロから学ぶのではなく、目の前にある小さなきっかけから始めて、テキトーに続けていく。

 そんな学びを多くの人が続けられるようにまずは小さくこの本を手に取ってみてほしいを思います。

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