地元のつながり

 たびたび地元の友人やその友人たちとご飯に行くことがあります。

 そのたびに地域経済の中でで生きるとはどういうことなのかを考えます。

 1度、『ヤンキーの虎』という本を読んだ時にも書いたんですが地域には、衰退していると言われる地域経済の中で稼いでいる人が思っている以上に存在します。

 地域経済は衰退していると一般論のように語られることが多いですが、周りにはそんなことないだろという友人がたくさんいます。

 全国的なチェーン店と取引があったり、全国シェアを持っていたり形態は様々ですがいろんな地域経済を支えている人がいます。

 そんな人がいることで地域経済は衰退していないと感じるんですが、さらにヤンキーの虎のように地域で大きな稼ぎを得ている企業がいることで周りも経済的に恩恵を受けています。

 ヤンキーの虎が本業を頑張るほど、いろんな仕事が発生することになります。

 例えば工場の増築する時に頼む資材、そこで使うコンクリート、小さな工場を壊す時のスクラップ、そして新しい人員などなど

 当然、商品を販売している会社だと流通関係の経済にも関係します。

 トラックの購入や冷蔵設備なんかも必要になってきます。

 ということでそのヤンキーの虎を中心として経済が活性化されます。

 そこで発生する仕事の依頼先は、知り合いが優先されていきます。

 どうせお金を払うのなら仲が良いあいつの会社で、友人の知り合いでという形で経済圏が構築されていきます。

 その経済圏に入っているかどうかが仕事にとってかなり重要です。

 そこに平等性とか公平性とかではなく、大切なのはいい意味での癒着です。

 その中に入る方法は、繋がりを作るということになります。

 ただここが難しいところなんですが、仕事だけが目当てで繋がろうとしても付き合いを始めてもなかなか上手くいかないと思います。

 結局人と人なので一緒にいて楽しいかどうか。

 楽しい友人だから、楽しい繋がりだかた結果として仕事を頼むということだと思います。

 そういう繋がりを作るために友人から繋がっていくという方法もありますが、それぞれの地域にある青年会議所なんかがその機能を果たしているんだと思います。

 年齢がバラバラで多種で多様な付き合いをすることがなぜ得なのか。

 地域社会で交流していると見えてくる気がします。

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