『プロジェクト・へイル・メアリー』アンディ・ウィアー

 『プロジェクト・へイル・メアリー』アンディ・ウィアーを読みました。

 SF作品を読んだのはいつ以来になるか分かりませんが、完全なSF作品は本当に久しぶりだと思います。

 雑誌「Newton」で宇宙に関して読むことはあったんですがSF小説に関しては数年ぶりになる気がします。

 実はSF小説と海外の小説に少し苦手意識がありました。

 出てくる言葉や内容に置いていかれることと、海外の人物名から人物像をイメージするのが苦手というのが大きな理由です。

 しかし今回、図書館で勧められて挑戦みることにしました。

 結果としては、とても面白いSF小説でした。

 物語は主人公(グレース)が一人で宇宙船の中で目を覚ますところから始まります。

 グレースは今どこにいるのか、どういう状況なのかがまったく分からない状況からスタートします。

 意識が戻ってきて、会話できるのはコンピューターの音声だけです。

 グレースはコンピューターと会話をしながら少しずつ自分の状況を思い出していきます。

 今の状況と並行して過去の記憶が思い出されていきます。

 宇宙にいる理由は太陽の熱を未知の物質が奪っていて、このままでは地球で人類が生きていくことが不可能になる。

 その原因と対策を宇宙に出て見つけるというミッションを担っていることを思い出していきます。

 そしてずっと太陽だと思っていた恒星が太陽でないことに気づく、さらに…

 気になる人はぜひ読んでみてください。

 上下巻の大作でしたが、SF好きはもちろんそうでなくても楽しめる作品でした。

 個人的には主人公グレースが自らが志願して絶対に地球を救う、未来を守る的な英雄感がなく、自分の命が大切というところも良かったです。

 ヒーローが地球を救う物語というより、科学が好きで知的好奇心旺盛な教師が分からないうちに地球を救うことになってしまった物語という感じでした。

 映画化されることも決定して、予告も公開されているんですが、予告を観る限りでは小説を上手く映像化できている気がしました。

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