『生きる言葉』俵万智

 俵万智さんの新書『生きる言葉』を読みました。

 とても面白かったです。

 多くの人に読んでほしいんですが、どこをどう伝えればいいのか。

 言葉とは何か?と聞かれた時、人に何かを伝える手段であったり、自分の感情を人に伝えるためのものだと考える人は多いと思います。

 僕もそう思っていますが、毎日、ブログで言葉を使っていますが、いまだに自分の感じたことを言葉で正確に表現できていると感じたことはありません。

 なのでこの『生きる言葉』を読んでほしいと感じた気持ちをうまく伝えられているかなと思っています。

 言葉と感情は対になっているようで実は対になっていないということに自覚的でいられるか。

 僕がどの文章を読み、何を感じたのか、どの部分に共感したのか、そしてなぜ面白いと思ったのかを説明しようと試みているんですが、きっとできていないし、長く言葉にしたからと言って伝わるものでもありません。

 俵万智さんの短歌を本の随所に出てくるんですが、どの短歌も俵さんがどんなエピソードがあって何を感じたのかが前段に書かれています。

 この情景や気持ちがこの31文字になったのかというのがスッと入って来て言葉って語りすぎないことでこんなにいろんなことを表現できるんだなと感じることが出来ます。

 5・7・5・7・7という31文字の言葉と向き合い続けた俵万智さんの言葉に対する考えが書かれています。

 本のいたるところに登場する息子への愛情、そして言葉を扱う様々なジャンルの人(ラップ、演劇、言語学、芸人)との交流と尊敬を感じます。

 今回の『生きる言葉』を読んで川原繁人さんやヒコロヒーさん、木下龍也さん、谷川俊太郎さんの本を読んでみようと思っています。



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