お風呂の攻防

 最近、我が家ではシンプルな風呂拒否に加えて、外で転ぶ→怪我する→怪我が痛いから風呂拒否”のループが定番になっています。

 子どもはとにかくよくこけるものなんですが、こければ当然、どこかしら擦りむきます。

 小さい擦り傷でもなかなかの大騒動を引き起こします。

 怪我した後は怪我したことなんて忘れたかのように元気いっぱいなんですが。

 「お風呂入ろう」と声をかけた瞬間、急に静かになります。

 そして目を伏せて「痛いからお風呂無理」と小さくつぶやくその姿に、こちらも切なくなります。

 それでもなんとかお風呂に連れて行くんですが、今度は「お湯かけないで!!」と大号泣が始まります。

 お湯がしみるのが怖いのだそうです。

 そこで、対策として傷口へ貼る防水シートを買ってみました。

 なんとか説得してお風呂に入るとお湯は入ってきませんでした。

 しかし、お風呂上がりにシートを剥がそうとするとまた大泣きが始まりました。

「もうやめて!触らないでー!」と泣き叫ぶのを見ていると無理矢理やるのが気がひけます。

 防水は出来ても解決はしませんでした。

 怪我なんて、子どもにとっては“日常茶飯事”なだけに本当に大変です。

 もともとお風呂が嫌なのに加えて、怪我までついてきたらもうお手上げです。

 毎晩のように「傷」と「お風呂」と「涙」の三点セットに振り回されています。

 本人は覚えていないと思いますが、こんな日々もいつか笑い話になるんだろうなと思って過ごしています。

 ChatGPT Image 2025年5月9日 16_35_55