離任式がありました

 本日、離任式がありました。

 現任校で勤めて11年がたちました。

 人生の中で1番、長く過ごした場所になりました。

 離任式の前の終業式で校歌を聴きながら人生で1番歌った校歌になったなと感慨深く聞きました。

 最後の挨拶で話したことは大きく2つでした。

 1つ目は、自分の人生の決定権を渡さないでくださいと言う話。

 ゲームをする時に、このステージクリアしたことあるから見ててとか、先に何があるかアドバイスされて上手く攻略できても、面白くないです。

 ゲームは自分で操作して、やってみて分からないなりに進んで、失敗してまた挑戦してクリアするから面白いと思います。

 同じように自分の進路選択や、人生の決定権はけっして人に渡さないでくださいという話をしました。

 そうして自分で決めていくことで楽しい人生を歩んでほしいということ。

 もう1つは、大人になるって面白いという話です。

 実際に僕が何かを教えられたかどうかは分かりませんが、もし僕と接してきて、大人って面白そうだな、社会に出るってワクワクするんだなと思ってくれた人がいれば嬉しいという話をしました。

 教師は高校生のうちに出会う機会が最も多い大人だと思います。

 その大人がワクワクしていなかったり、学びを楽しんでいなかったら、それを見た子どもは大人に希望を持ちづらいと思います。

 だから僕はずっとワクワクできるように過ごしてきました。

 もちろん、それが達成できたのは、目の前にいるみんなと先生方、そして家族のおかげです。

 本当にありがとうございまいた。と伝えました。

 また新しい場所でもワクワクした日々を過ごせるように頑張っていきます。

 どこかで出会ったら、「今、こんなことしてるんです。」と目を輝かせて話かけてきてくれることを楽しみにしています。

 そして、その時に「僕もこんなことしてる。」とワクワクしながら話せるようにしておきたいと思っています。

 そんな挨拶をして終わりました。

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