Newton 2月号

 Newton2月号を読みました。

 今月号で僕が個人的に興味深かったのは、52ページ大特集の量子力学100年ではなく「母体の神秘」の記事でした。

 妊娠、出産、その後で激変する母体のメカニズムについて科学的に説明してくれていたんですが、女性の大変さの一部だけだと思いますが、知ることが出来ました。

 妊娠初期にみられる「つわり」ですが原因が解明されたのは2023年のことでそれまでははっきりした原因が分かっていなかったそうです。

 2023年に原因は解明されたのですが、つわりをおさえる方法や人によってどんな症状が出るかはまだ解明されていないそうです。

 人によって吐き気、食欲不振、眠気、耳鳴り、頭痛など異なった症状が発生することがあり、複合的に発生することもあるうえに、重さにも大きな差があります。

 妊娠初期は見た目には分かりづらいかもしれませんが、どんな症状が発生するかも分からない状態で、仕事をしたり日常生活を過ごしているということを全員が理解しておくべきだと思います。

 学校の保健体育でやったはずなんですが、人によって症状が違ったり重さにも差があったり、いつなるかまったく分かっていないということまで分かっていませんでした。

 他にも陣痛に関してもいまだによく分かっていないことが多いらしく、現状では始まりを予測するのは困難だといるそうです。

 痛みは陣痛の時だけではなく、出産後は約15倍、容量では500倍~1000倍になった子宮が急速に縮むので、「後陣痛」という痛みを感じることもあるそうです。

 出産の際に胎盤が一緒に娩出される時にホルモン量が急激に低下して、産婦の3人に1人が軽いうつ症状である「マタニティーブルーズ」が発症します。
 
 マタニティーブルーは2週間程度で症状が消失するのでそれ以降も症状が続く場合は「産後うつ」の可能性があります。

 産後うつは出産した母親の10人に1人の割合で現れるといわれているんですが、出産という大変な身体的な負担のうえに出産後に他にも負担がかかればリスクが高くなるのは当然だと思いました。

 出産した直後のサポート体制はもっと充実していくべきだと思います。

 出産はいまだに解明されていないことが多い、身体と精神にかなり負担がかかる行為ということをあらためて学びました。

 出産について、知るほどに出産直後のパートーナーの行動が一生の愛情を決めるということも納得だなと思いました。

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