『先生が複業について知りたくなったら読む本』前田央昭著

 昨日の対面イベントの感想に引き続き、今日は本の内容についての感想です。

 大きく分けると複業をするメリットや複業をなぜするべきかという章と複業に関する法令や具体的な事例が紹介されている章に分かれています。

 個人的には法令や各自治体の事例や申請の流れを丁寧に書いてくれているのがとても良かったです。

 個人的な話になりますが、兼業申請をした際にどうやって書いたらいいかとか、そもそもどんな書類が必要かということを知りませんし知っている先生も多くありません。

 なので最初に申請する時はなかなか大変で、事務の方にかなり助けてもらいました。

 各自治体によって様式が違っていたりするのですが、本に資料として掲載してくれている書類と大きく変わらないので、とても参考になります。

 他にも申請する際の手順やどういう段取りで進めていけばいいかも説明してくれているので、本当に複業の教科書になると思います。

 先生の多くが申請が大変、面倒という理由で依頼を無報酬で依頼を受けたりすることが多くなってしまっている気がします。

 個人としては、仕事に対して正当な対価を受け取るという感覚はとても大事だと思っています。

 無報酬でも経験になる、繋がりを作れるという側面は理解できますし、僕も無報酬でやっていることもあります。

 ただ何でもかんでも無報酬でやっていくことは、先生は無報酬でやってくれるという間違った価値観を生み出してしまうんじゃないかと思っています。

 先生だからこそお金はどうでもいいではなく、正当な対価をいただくという感覚は絶対に必要なことだと思っています。

 子どもにお金を貰うことはよくないことと思わせてしまうのはとても良くない影響だと思います。

 なので、学校で複業に関して聞かれたら話すようにしています。

 本を通したスタンスとして、教員を辞めることを勧めたりしていないのもとても共感できました。

 まさに「先生が複業について知りたくなったら読む本」だなと思いました。

 複業が気になったらぜひ手に取ってみてください。
 
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