ルックバック
 
 映画「ルックバック」を観ました。

 58分と映画としてはかなり短いんですが、短さを感じることはありませんでした。

 とにかくめちゃくちゃ良かったです。

 共感できないと思うんですが、なぜか序盤から泣きながら映画を観ていました。

 後半よりも前半のほうが泣いていました。

 どこに感動したのか、なぜ泣いてしまったのかをうまく言語化できるか分からないんですが、心に残っているうちに挑戦してみようと思います。

 映画にはほぼ二人しか出てきません。

 藤野と京本という二人の少女が漫画という共通の追い求めるものに出会い成長していく物語。

 ストーリー性が抜群にいいとか、今までに見たことがない展開とかそういうことではありません。

 にも関わらず、冒頭から心を持って行かれます。

 持って行かれるという感覚がもしかすると1番しっくりくるかもしれません。

 1番もっていかれたのは、藤野が京本の漫画に出会い、ひたすら絵を練習し始める場面、絵と向き合い続けるシーンです。

 後半の藤野と京本が違う道を進んでいき、最後にむかうシーンやその後の救いの場面も良かったんですが、最も心を持っていかれたのは前半の藤野がひたすら絵と向き合う場面でした。
 
 周りが心配しても、友達が何を言っても夢中になるものに出会ってそこに向き合ったけれど、諦めようと思ってしまったこと。

 それでも誰かのたった一言でまた向き合うことが出来たこと、その道を一緒に歩める人に出会えたこと。
 
 そんな場面に心を持って行かれてしまいました。

 もしかすると親として見ていたのかもしれません。

 子どもが何か夢中になるものと出会い、夢中になっている姿、そしてその仲間を見つけることが出来た姿、その姿に子どもを重ねてしまったのかもしれません。

 夢中になっている姿、特に映画の重要なキーとなる背中を見た時に自分は何も言わずに見守ってあげれるか、見守れる覚悟を持とう思いました。

 まだ公開されていると思うのでぜひ映画館で観てほしいなと思います。

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