教職研修 8月号

 教職研修8月号を読みました。

 「七転八起」のところに知っている顔が出てきて驚きました。

 直接、会ったことはないんですが同じゼミ出身の方のコラム「諦めずに、八起し続ける」が掲載されていました。

 直接、会ったことはないのにも関わらず、ああ一緒のゼミだなと実感できる部分があったので引用させていただきます。

 教員は「これから」を学び、生徒たいに語ること、「自分自身の幸せな人生」を軸に考えること、そして、これからについて語り合うことのできる「同志」を得ることを修得できた。

 僕の中にも教員として過ごす中でつい後回しにしてしまいそうになる「自分自身の幸せな人生」を軸にする大切さは2年間で、胸にしっかりと突き刺さりました。

 他にも最近、『働くということ』を読ませていただいた勅使川原真衣さんの連載記事は、職員室をより良くしていくためのヒントがたくさん詰まっていました。

 組織運営において「能力」という目に見えない不確かなものに頼るのでなく、それぞれの持ち味をレゴブロックのように組み立てていくことがとても大切です。

 優秀な先生なんて人を外から探したり、優秀な学生を早く採用しようなんてことを考えている時間があるならその人のピースの大きさ、色や形を把握して、組み合わせていくことのほうがよほど現実的です。

 子どもとレゴで遊んでいると、大人が作りたいものにあうパーツを必死に探している間に、子どもは自由にいろんなパーツを組み立てて、素敵なカブトムシやクワガタなどいろんなものを完成させて、楽しく遊んでいます。

 まとまった形にしなくては、同じ大きさのサイズで揃えなくてはと思っていた自分がいかに楽しく組み合わせる視点を持っていないかと気づかされます。

 やってみる、組み合わせてみる、その繰り返しで完成していく、その結果もっといいものが出来ていく。

 組織運営に決まった形や正解の形はありません。

 今、その場にいる教職員、生徒、学校に関わる人が自由に組み合わさり、必要に応じて壊して作り直していけばいいと思います。

 組織運営の中心は管理職なのかもしれませんが、役職に関係なく組織運営の目線は大切だと思います。

 優秀な人、出来る人、出来ない人、というのはきっと一側面でしかありません。

 それぞれの持ち味を試行錯誤していける目線を持っておこうと思える記事でした。


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