鰻の広告を見るたびに

 土用の丑の日が近づく夏になると鰻の広告を見かけるようになります。

 夏になると鰻を食べて元気になろうみたいなことだと思うんですが、いつも本当によく出来たマーケティングだなと思ってしまいます。

 夏に鰻を食べる習慣は江戸時代の学者、平賀源内が「土用の丑の日」に鰻を食べるという宣伝から始まったといわれています。
 
 なぜ平賀源内がそんな宣伝を行ったかというと、もともと鰻は夏場に味が落ちるので売れないという問題を抱えていたからです。

 そのことを友人の鰻屋から相談された平賀源内は、日本の伝統の暦を利用することを思いつきます。


 「土用の丑の日」とは鰻の日ではなく、暦に基づいた日で、季節の切り替わりである立春、立夏、立秋、立冬の前の「土が盛んになる時期」といういう意味です。

 そこで平賀源内は、夏前の時期に鰻には栄養価が高く、夏バテ防止に効果がある鰻を食べるということを提案しました。

 大事なのは鰻の味ではなく、効能や効果にフォーカスをあてることで、マイナス面を見せず、さらに文化として受け継がれていた効果を活用しました。

 鰻を売るのに味ではなく、効果と文化をかけあわせるというところが凄いなと思います。

 結果として夏と言えば鰻くらいに定着しています。

 他にもマイナス面をプラスに変えて今やすっかり定着しているものにジューンブライドがあると思います。

 もともと6月は梅雨時期ということがあり、結婚式の日取りとして人気がありませんでした。

 しかしブライダル業界が中心となり、ローマ神話の結婚の女神ジュノーにちなんで、6月に結婚することが幸運を呼ぶとされる風習を利用しました。


 その結果「ジューンブライド」がロマンチックで理想的な結婚のイメージとして描かれ、多くの人々に浸透しました。

 結婚式をいつにするかという定番がない中で神話というロマンチックなもので意味をもたらすことで成功した例だなと思います。 
 教師に置き換えることは出来ないか

 教師不足が叫ばれてそれなりの年月が流れましたが、教師不足は解決することなく、働き方改革もなかなか進まないままです。
  
 教師のなり手を増やそうとしたアクションとして「#教師のバトンプロジェクト」があります。
 
 教師の魅力をSNSで発信してもらい、教師のなりたい人を増やすという目的でしたが、教師の大変なところばかりが投稿され、狙いとは真逆の方向に進んでしまいました。

 どんなアクションを起こせば今のマイナス面を変化させることが出来るのか。


 個人的には 教師は安定した職業であり、長期的なキャリアを築くことができるうえに、福利厚生がかなり充実していて、休みも取ることが出来るうえに、給与もけして安いわけではない。


 また教師は、未来を作る子どもと関わり未来を作る役割を担っているというやりがいもあります。


 といった教師になる理由があるんですが、それをただ発信しても不安を取り除くのは難しいそう。
 
 10月5日教師の日をうまく活用した何かとかがいいのかなとか思ったりするんですが、GPTと壁打ちしながら考えてみようと思います。

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