放課後ミステリクラブ

 児童書で初めて本屋大賞にノミネートされた『放課後ミステリクラブ』を読みました。

 児童書ということもあり、文字数・ページ数とものそんなに長くなかったので30分かからないくらいで楽しく読むことが出来ました。

 読んでいて小学校のこと『ずっこけ3人組』を読んでワクワクしていた気持ちを思い出しました。

 元気で短気なハチベエ、冷静でまとめ役のハカセ、優しくておっとりしたもーちゃんの3人が小学校や町で起こる問題を解決していくシリーズはいまだに覚えています。

 『放課後ミステリクラブ』でも冷静沈着な辻堂天馬、運動神経抜群の神山美鈴、大人しいけれど合気道で人を守れる柚木陸の3人組が活躍します。

 3人が学校で起きた謎を解決していくという物語です。

 現在シリーズ4作目まで出版されているようで、作者の知念さんの願い通り「子どもに読書の魅力を教える」作品にきっとなっていると思います。
 
 随所に出てくる挿絵も子どもの想像力をうまくサポートしていてきっと読書の入り口になると思います。

 物語の後半、謎を解く材料が全て揃った時点で探偵の辻堂くんは「ぼくは読者に挑戦する」という台詞で話をまとめます。

 そこまでの材料で推理するんですが、子どもと一緒にやると楽しそうだななんてことを思いました。

 大人になるまで本をなかなか読んでなかったけれど子どもと一緒に読んでみようかなと思っている人にとってもとてもいい1冊だと思います。

 この本も自分の子どもが小学生くらいになったらさりげなく勧めてみようかなと思っています。

IMG_0250