グミの包み紙

 子供が自分が食べたグミの袋を大事に保管しています。

 危険生物のイラストが描かれている小さな袋。

 普通なら食べ終わったら捨ててしまうものですが、子供は大事に取っています。

 アニメのキャラが描かれたふりかけの袋やいるアニアの空き箱なんかも捨てずに置いてます。

 もうそろそろ捨ててもいいかなと思うくらいのタイミングで思い出したように遊んだりします。

 先日もホオジロザメが書かれた袋を探していました。

 いつから見つけるのが下手になったのか

 きっと多くの人に自分だけが価値を感じるものを見つけるのが得意な時期がきっとあったと思います。

 木の枝を持って帰ったり、落ちているガラスの欠片をどこかに忍ばせたり、変わった形の石を大事に部屋に持ち帰ったり。

 今、僕の車には子供が拾ってきた木の枝が置かれています。

 しかし年齢とともに、大人からするとゴミだと感じてしまうようなもので、自分にだけ価値を感じるものを見つけるのが下手になっていきます。

 子供のころはそういうものを見つけるのが楽しかったし、嬉しかったんですがいつの間にか多くの人が価値を感じるものに価値を感じるようになってしまっていました。

 他の人がどう感じるかを気にしてしまい自分だけの価値を見つけられない。

 しかし、これからの時代においては自分だけが価値を感じることが出来るものをいかに見つけることが出来るかがとても大事になってきます。

 金銭的な尺度で測ることの出来ない価値を自分で発見することができるのか。

 大人になってなくしてしまった価値の見つけ方を子供を見ていると、気づくことが出来ます。

 自分がいいな、好きだなと思ったらそれにはそれだけで価値があるし、人生を豊かにしてくれるんだなと子供が笑顔で遊んでいるのを見て感じました。

 
 

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