社会的金融教育家

 社会的金融教育家とは『きみのお金は誰のため』を書かれた田内学さんの肩書きです。

 金融教育家ではなく、社会を付けたのは、お金の儲け方や投資についてではなく、社会的なことについて伝えたいと考えているからだそうです。

 社会的なことは何かというと、今、多くの方に経済と思われている貨幣経済は実は経済の1つの側面にであって経済すべてではない。

 経済と言う言葉は「経世済民」( 世の中を治め、民衆を苦しみから救済すること )から来ていて、数値化することを目的としたものではなかった。

 仲間や家族の支えは数値できませんが、ないと社会は成立しません。

 外食に行き、誰かに料理を作ってもらうときはお金を支払いますが、家で誰かが料理をしてくれた時にはお金を支払いませんが、誰かに支えられている部分では変わらない。

 そういった数値化できない社会の中の支え合いをもっと大切にする必要があります。

 社会には誰か悪い人がいて、その人たちがお金を搾取しているって本当か

 どれだけ税金を払えばいいのか、税金を取りすぎだといった声をよく目にします。

 同じように税金が正しく使われていない、一部の企業だけが得するような税金のシステムにされているというのも見かけます。

 では、税金の正しい使い方とはどういう使い方でしょうか?

 税金の使い方を決めているのは一部の人だけで、その人たちだけが悪いんでしょうか?

 社会とはそんなシンプルなものではないと思います。

 誰かが悪くて、その誰かが良くしないとダメだという考えでは社会はけっして良くなりません。

 税金の使い方を決めいてるのは、自分たちの選択の結果だと思えるかどうか。

 通信販売を利用して送料無料のものを選ぶ、地元で地元のものを買うのではなく、できるだけ安い商品を選択する。

 そういった選択が社会を作り、税金の使い方を決めていっているという自覚を持つことが出来ているか。

 社会は誰かによって作られるのではなく、自分たちが社会を作っているという意識を持つようになることが本来の金融教育の目的だと思います。




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