教職研修 2月号

 教職研修2月号を読みました。

 2月号で印象に残ったのは「これからの校長の資質・能力」の「これからの校長の選考のあり方」です。

 学校経営をしていくうえで求められる資質・能力を校長選考でどうやって選考していくのか。

 今年度、管理職試験を受験した身としても、選考方法はについてはまだまだ変更の余地があるように感じている。

 今回の記事で代わりの方法として提示されているミドルリーダーとしての活躍、副校長・教頭としての活躍を評価し、そこから適性を検討するという方法はありではないかと感じました。

 「現場」から切り離された環境下で問うのではなく、これまでの業績を根拠とした選考は納得感がある気がする。

 しかし、記事でも指摘されている通り、これまでの業績を根拠とすることに偏りすぎると、選考する側に気に入られようとする力が働いたりして、公平・公正の人事が行われない印象もある。

 なので、どちらかではなく、どちらも取り入れた新しい選考方法を模索していく必要はあるように感じる。

 あとこの選考方法に関しては校長選考に限らず、講師から正式採用への採用試験に関してはこの視点をもっと活用してもいいように感じた。

 一緒に働いていて、とても頼もしい講師の先生が採用試験で不採用になる場面を何度も見てきたが、いまだになぜこの先生が?となることが多い。

 現場での実績を積み上げてきている講師の先生を、上手く採用するシステムをもっと充実させていくことは教師不足解消につながるのではないかと思う。

 講師の年間を通じた働きを見て、採用するという方法をしている自治体はあったりするのだろうか、もしあるなら全国的に広まってほしいなと感じている。

 インクルーシブ教育

 もう一つ印象的だったのは赤木先生の「キョウイクアタマ」の連載記事。

 今月号の記事ではインクルーシブ教育について書かれたいたんですが、赤木先生がインクルーシブ教育を言い換えると「ノリが悪い」教育になる。

 インクルーシブ教育は良い教育、理想の教育といったポジティブな印象があるし、実際に大切なことには間違いありません。

 ただインクルーシブ教育の視点は、多数者が盛り上がっている今の教育に対して「なじめない子・参加できない子もいますよね。その授業、教育でいいのでしょうか?」と水を差す視点を提供することです。

 なるほどなぁ、と思いつつ本当にこの視点を持てていたかと自分に問いかけてみました。

 

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