カルテット
 
 2017年に放送されていたドラマでAmazonPrimeで配信中の「カルテット」を観ました。

 このドラマは「松たか子  、満島ひかり、高橋一生 、松田龍平」という豪華キャストが話題だった作品でとても好きなドラマの一つです。

 個人的には高橋一生さん演じるヴィオラ奏者・家森諭高がとても好きでした。

 何気ない行動や言葉にひっかりを覚えてそのことを話題にしていくんですが、そのひっかかり方がとても好きでした。

 第1話の大皿に盛られた唐揚げのやり取りがとても好きでした。

 大皿に唐揚げとカットレモンが4つ準備されていて、先に食卓についていた満島ひかり演じる、世吹すずめがレモンを全ての唐揚げに搾る。

 それを観た家森は「レモンをなぜ搾ったのか?」と問いかける。

 すずめちゃんと松田龍平演じる別府はレモンを搾ることに疑問を感じない。

 なら「レモンかけていいですか?」と聞けば良かったですか?と聞くが家森はそれはレモンをかける前提の質問であって、「レモンありますね」だけでいいと言う。

 すずめと別府は「レモンくらいで」というスタンスで家森と小さな口論になる。

 この口論がギスギスした感じじゃなく、妙にユーモアに溢れているのがこの4人の凄いところだなと思うんですが、口論終盤で家森が松たか子演じる巻に問いかける。

 すると巻はこう答える。

「レモンくらいってことは、ないと思います。どうしてかける前に言わなかったんですか?」

 誰かにとっては〇〇くらいであっても他の人にとっては大事なことかもしれない、そのことを思いやる想像力を持つべきなんじゃないか?と言われた気がした。

 ドラマの中ではこうやって家森のひっかかりからとても面白い会話劇が何度も繰り返される。

 ドラマは巻は夫を殺害したのか?、自分の夢をいつ趣味にするのか、人は自分ではない人生を歩んで幸せになれるのか、結婚すると恋人ではなくなるのか?といったシリアスな内容が多い。

 にも関わらず、重くなりすぎずにちょうど良い塩梅で観ることが出来る。

 4人の出演者がとてもとても素敵に演じてくれている。

 最後まで楽しく観ることが出来ました。

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