ドラマ「エルピス」を観ました

 Amazonprimeで配信されているドラマ「エルピス」を観ました。

 長澤まさみさんが主演で真栄田郷敦さん、鈴木亮平さんらが出演していたドラマです。

 内容は実際に起きた事件をもとに作られた社会派エンターテインメンです。

 ドラマでも参考文献として冤罪事件の書籍が紹介されていました。

 どれも読んだことはないのですが、逮捕された17年後に冤罪だったことが証明された足利事件が参考書籍の中心になっています。
「冤罪 ある日私は犯人にされた 」菅家利和
「訊問の罠 足利事件の真実」菅家利和、佐藤博史
「足利事件 冤罪を証明した一冊のこの本 」小林篤
「冤罪 足利事件 らせんの真実を追った400日」下野新聞編集者
「殺人犯はそこにいる 隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件」清水潔
「東電OL殺人事件」佐野眞一
「偽りの記憶 本庄保険金殺人事件 の真相」高野隆、松山馨、山本宜成、鍛冶伸明
「刑事弁護 技術と倫理 刑事弁護の心・技・体」佐藤博史
「21世紀の再審 免罪被害者の速やかな救済のために」日本弁護士連合会 人権擁護委員会編

 ある日、突然に本当に無実の人が犯罪者にされてしまう。

 マスコミの報道により犯人像が作り上げられ誰もがそうなんだと信じてしまう。

 報道とは何なのか?正義とはいったい何なのか?という問いに真っ向から向き合っていく作品だったと思います。

  人の腸にいる善玉菌と悪玉菌

 腸の中には1,000兆個の菌がいると言われています。

 その中には善玉菌、悪玉菌、日和見菌(ひよりみきん)の3種類があって2:1:7の割合で腸の中で活動している。

 悪玉菌がなくなると善玉菌が働かなくなってしまうので、悪玉も必要なのだがバランスを崩すと体調が悪くなる。

 善玉も悪玉もその時によって変わる日和見菌もどれもが存在することで調子を保つ。

 なぜそんな話をするかというと、物語の終盤でこの腸内菌の話が出てくるからです。

 今の自分がやっていることが正しいのか、忙しさによって何をやっているのか、自分が守るべきものは何なのかを見失いそうになっている長澤さんが善玉と悪玉の話を聞き悩みます。

 善なのか悪なのかという答えは誰にとってなのかによって変わることはあるけれど、人は人を信じられるということで希望を持つことが出来る。

 人が人を信じる、自分を信じてくれる人がいる、それが希望であり、人は希望があれば生きていけるんだと気づき行動する。

 最後にある事件の冤罪は証明できるんですが、全てが解決して終わるわけではありません。

 それでも見終わった時に希望を持てる内容でした。

 次は「カルテット」を観る予定にしています。

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