見捨てるのはなぜ損なのか

 「チームに無能がいた場合、そのメンバーを見捨てるのが最善か」というかなり面白そうなタイトルのブログがSNSで紹介されていたので、読んでみたらめちゃくちゃ面白かったです。

 記事ではゲーム大会でのチームの出来事が紹介されているんですが、Aさんをリーダーとするチーム内でプレイスキルが低く、急に休むBさんがいた。

 Aさんは個別にアドバイスしたり、技術指導をしたが練習したり改善する様子がなく、最終的に違うチームで頑張ってほしいと除名した。

 その後、Bさんがいなくなっても良かった派とそうではなかった派に分かれてチームは解散してしまった。

 やる気がなかったし、スキルレベルも低かったBさんを除名すればチーム内の問題は解決すると思っていたAさんの思惑とはまったく逆の結果になってしまったのはなぜか。

 

 自分もこの集団で役に立たないと判断されると見捨てられるという不安

 1人の人を除名したということは、このチームは除名するチームであるということ、誰かを見捨てる集団だと感じてしまう誰かが生まれるということになります。

 チームの質を上げるために誰かを見捨てる集団というのは結果として得にならない。

 誰かにとっては邪魔だと感じている個人が誰かにとっては必要不可欠な人だったりする。

 足手まといだと思っている人がいれば、この人がいるから頑張れると思っている人もいる。

 人間関係は簡単に切ったり貼ったり出来るものではない。

 1人も見捨てない集団というのが結果的に、最も得になるというのを分かりやすく伝えられる内容だなと感じました。

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