『夢と金』西野亮廣

 『夢と金』を読みました。

 夢を追いかけるにはお金のことを知らなくてはならない、お金がないと夢は追いかけられないという内容です。

 そんなことない夢があればお金なんてなくてもやっていける、夢とお金は関係ないという大人の言葉は信じる必要はないという内容。

 「学校でお金のことを正しく教えていない」というまさに学校で働いてる自分に言われているかのような内容で、ビシバシ突き刺さります。

 そもそもお金について正しく教えるとは何か?

 お金の使い道を正しく知っている大人はいるのか?

 学校の先生に限らずお金の使い方を知っている大人は少ないと思います。

 お金はどう使うべき?と言われた時に多くの人が”貯金”という選択肢を選ぶと思います。

 貯金しておかなくてはならない、貯金しておくべきだという考えを多くの人が持っています。

 しかし、多くの日本人が貯金を選択した結果どうなったか??

 日本の資産は増えることなく、どんどん貧しくなっていきました。

 少し前のデータですが、金融庁のデータでは「1995年からの20年間で、アメリカの家計金融資産は3.14倍になり、日本の家計金融資産は1.51倍の増加でした。

 多くの日本人が貯金という選択肢しか知らなかった結果、日本の資産は増えることなくどんどん貧しい国になっていってます。

 その結果お金の正しい使い方を学ぶことないまま大人になり、子供にもお金のことを教えることなく過ごしていきます。

 お金についていつ学べばいいか?

 それは学ばなければならないと思った今この瞬間だと思います。

 『夢と金』はめちゃくちゃ分かりやすく、抽象と具体を行ったり来たりしながらお金について学ぶことが出来ます。

 ぜひ1度、手に取ってほしいと思います。

 僕は学級文庫に置いておこうかなと思っています。

 
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