資産について

 みんなのオンライン職員室の『学び合い』サークルで金融教育について話す機会があって話し合った。

 今回は資産について話題提供した後にみんなで話し合いました。

 銀行に預貯金するのも資産運用で、銀行にお金を貸しているという感覚を持つことが大事だという話をしました。

 銀行にお金を貸しているから銀行は利息を支払ってくれているのであって、銀行はそのお金をずっと預かったままないわけではなく、運用している。

 運用した中のほんの一部が利息として払われている。

 預貯金は預けた額が減らないという意味ではリスクは低くみえますが、物価が上昇し、お金の価値は下がっていくので額が減らないだけで価値は下がっている。

 お金の価値を守るには投資信託やETFといったリスクの低い分散投資、そして長期での投資を始めるべきだという話をしました。

 日本人が持っている株は富裕層だけが得をしているという思い込み

 そんな話の後のフリートークで参加してくれている人の中に投資歴が20年以上という方からあった話に、僕もそうだなと感じました。

 少し前ですが、安倍首相が行ったアベノミクスという政策で日本でも日経平均が5倍から7倍程度上昇しました。

 日経平均に選出されている株を持っているだけで利益を得れた時があった。

 日経平均に選出されている225種は一部の人しか見れないわけでなく、誰でも見ることが出来るし買うことも出来る。

 買うのに数百万がいるものばかりではなく数十万、数万円で買えるものもあります。

 単純に7年程度で10,000円で買った株が70,000万円になったという計算です。

 しかし、ニュースでそのことが扱われていた時に「アベノミクスによる株高で富裕層は巨額の利益を手にした」という報道が大きく扱われていた。

 まるで富裕層だけが株を持っていて得をしたかのように報道されていた。

 もちろん持っている株の量が違うので得た利益は違っていますが、株を持っていた人は利益を得れていたはずのなのに、株は金持ちのものだという印象を持つ報道が流れている。

 ニュースを見て日本人の多くがまだまだそうなんだ、富裕層だけが得をしているんだと感じてしまうことが、当たり前ではなくなる教育が金融教育の役割の一つなのかなと思いました。

 お金の勉強をしっかりして、しっかりと伝えて子どもと一緒に考えます。

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