『おとなになるのび太たちへ』


 様々な職業で活躍している10人の大人が、『ドラえもん』から1話を選んで選択するドラえもんのオムニバス漫画。有名人がかなり豪華で、久しぶりにドラえもんを読みたいと思い借りました。面白かったです。チョイスされている漫画もそれぞれのコメントもどちらも面白く、これは学校図書にしてもいいなと思いました。どの作品も紹介したんですが、印象に残った2つの作品を紹介しておきます。

 豪華な10人は以下に載せておきます。

猪子寿之(チームラボ代表)
梅原大吾(eスポーツプレイヤー)
梶 裕貴(声優)
亀山達矢(tupera tupera)(絵本作家)
菅田将暉(俳優)
田村 優(プロラグビー選手)
辻村深月(小説家)
なかしましほ(お菓子研究家)
はなお(はなおでんがん)(YouTuber)
向井千秋(宇宙飛行士)

 梅原大吾さんが選んだ「あやとり世界」

 のび太が得意なあやとりはいくら得意でも特に評価されない。そこでもしもBOXを使ってあやとりが評価される世界を作り出す。あやとりが評価される世界では勉強なんてしないで早くあやとりの練習をしなさいと言われる。テレビではあやとりの中継がされ、プロのあやとり選手が高額を稼ぎ憧れの職業になっている。のび太は周りから評価されチヤホヤされるというという話。
 
 梅原さんは現在プロのゲーム選手として活躍している。しかし昔はゲームなんて、と言われてきた。まさかゲームで生計を立てていけるなんてありえない世界だった。しかし今、梅原さんはゲームをして活躍されている。憧れの存在となっている。ゲームだけで生活していけることを証明している。評価されることなんて時代によってすぐに変わる。何が評価されるかなんてことも分からない。
 
 辻村深月さんが選んだ
「ぼくよりダメなやつがきた」
 
 のび太の学校に転校生がやってきた。転校生はのび太より勉強も出来ない、スポーツも出来ない。のび太は自分よりダメなやつが来たと大喜び。一緒に勉強をしたりかけっこをしたり。やってきた多目くんを下に見て優越感にひたっている。ジャイアンとスネ夫を誘いも多目くんに押し付ける。
 ドラえもんは配役いれかえビデオという秘密道具でのび太の姿を見せる。のび太と多目くんがスネ夫とのび太になる。それを見ていたのび太は自分が友達として接していないことに気づき、ジャイアンとスネ夫のところに行き多目くんを助ける。
 のび太が友達は優越感を得るためでも劣等感を感じるものでもないも気付く。大切なことを教えてくれる作品でした。

他の8作品も全部いいものばかりでした。


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