『HOPE』

 先生の学校から定期的に発行されている『HOPE』を読みました。特集は”先生のはたらくを考える”ということで多くの先生が実際に現場で取り組まれている事例について紹介されていました。

 授業の実践例が紹介されているわけではなく、学校全体の働き方に関して書かれていました。事務職員さんが働く場をデザインして教職員の働き方を変えていく取組。取材されていた事務員の上部さんはネットを通じてお付き合いがある方だったのでびっくりしました。どの学校でも取り入れることが出来そうな取組で参考になりました。事務室と職員室はうまく連携していけば間違いなく働き方改革は進むと思うので現場に戻った時に読み直して提案してみようと思いました。

 部活動の現場指導を完全外注している学校の事例もありました。中学校、高校で複数の部活動で現場指導を外部指導者に任せている学校の事例が紹介されていました。スムーズに移行したわけでなく、部活動は誰のためのものかを考え、試行錯誤を重ねてきた様子も書かれています。
 指導員確保のために株式会社と業務委託契約を結んだことや、契約を結んだことで指導員の適性を見極める面接なども含めて学校で実施する必要がなくなったことなど外部指導に移行するための懸念点にも触れていました。

 また外部指導員にするための金銭的な負担を保護者にお願いするときも最初からうまくいったわけではなく、負担金も当初の予定より減額することになったなどかなり具体的に書かれていて、丁寧に移行していったことが分かりました。どうやってお金を捻出していくかという方法も書かれていて、今まさに外部に移行しようとしている様々な学校で参考になる記事だと思いました。

 何かを大きく変化させることは大変ですが、何のために部活動があり、何のために続けていくのかということを学校職員が対話を重ねて実行してきたからこそ実現したんだろうなと思います。

 他にも育児休暇の記事もあって、僕ももう少しタイミングがずれていれば投稿したかったなと思いました。育児休暇中の生活や気づきについてどこかから取材が来るように前向きに発信していこうと思います。

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