令和の日本型学校実践セミナー
 
 和歌山市で開催された令和の日本型学校実践セミナーに参加してきました。午前は横浜創英高校校長の工藤勇一先生の講演、午後はシンポジウムでした。
 工藤勇一先生の講演を聞くのは未来の先生フォーラム以来で3回目くらいになると思うんですが、毎回まったく違う話をされているというわけではないんですが、やはり生で聞くのは学ぶことが多いです。本も数冊、読ましてもらっているのであの本の話がここにつながるんだなと思ったり、内容ももちろんですが、構成やスライドのデザインも参考になります。特にスライドデザインのセンスがめちゃくちゃいいです。文字の分量、配置、写真の選択どれもが考えて構成されている。

 あと随所に講演の途中で出てくる具体例が分かりやすい。具体と抽象の行ったり来たりがバランスがばっちりで抽象的な話ばかりするのではなく、具体に落とし込んで聞き手が理解しやすくしてからまた抽象に展開していく。
 
 こういった具体がすぐ出てくるのは、実践を実際に積み重ねているからだと思います。ただ実践することなく過去の話をしている人の言葉より今、新しく何かをやっている人の言葉は響くし面白いし、参考になります。

 あらためて工藤先生の大きなテーマはずっと共通していて、「最上位目標は何か」を明確にすることが大切だということだと感じました。

 あとは各講演のテーマにあわして”何を話して何を話さないか”を考えていらっしゃるんだろうなと思いました。特に何を話さないかは本当に大事で、話さない内容・削る内容があるということは、前提に圧倒的な量の学びがあって、さらに圧倒的な経験値によって培われているんだと思います。
 圧倒的な経験値を得るには人から話を聞きたいと思われるアウトプットが必要なので当然のようにインプットの量も増えるということが起きているんだと思います。公演依頼はないですが、勝手にストックしておこうと思います。


 内容的に印象に残ったコトはいくつかあるんですが、やはり脳科学の最新の研究をベースにしているところ、新しい研究に対するアンテナを常にはっていることで教育の当たり前に疑問を持ち、自信を持って変えることが出来るんだと感じました。

 質問をする機会があれば最初に手をあげる

 400人くらいが参加していた公演で最後に質問の時間がありました。別に質問しなくても問題はないですが、僕は興味がある人や聞きたいと思って参加している時は必ず挑戦することにしています。今回も質問させていただいて丁寧に答えてもらいました。

 工藤先生が校長になろうと思ったのは30代後半で校長になるなら教育委員会に入らなくてはならないと思った。教育委員会に入らないとステークホルダーが誰なのか分からないと思った。教育委員会に入ると見える世界が変わる、議会の視点で考えることが出来るようになる、委員会の仕組みが分かるようになる、首長と付き合えるようになる、そうやっていくことで校長になった時にヒト・モノ・カネの動かし方が見えてくる。

 まさに30代後半で管理職を目指している僕にとってかなり参考になりました。

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