『妄想美術館』 原田マハ ヤマザキマリ

 原田マハさんとヤマザキマリさんが自分の好きな美術館を中心に好きな作品、画家について語りまくる1冊。美術への愛が本当に深いなと感じることが出来る1冊です。美術館に行ったことない人も楽しく読めると思うんですが、美術館に行くのが好きで作品を見るのが好きだという人はかなり楽しく、そして行ってみたくなると思います。

 美術館や作品がカラーで掲載されているのも分かりやすくて、こんな美術館があるんだ、作品があるんだ!ということを実際に見ながら読んでいけるのが楽しかったです。タイミングを見つけて行こうと思っています。

 日本にもまだまだ楽しそうな美術館があるんだなと知ることが出来ました。

 日本は美術館に来館する人数は多い。

 美術館に日常的に行っている人とあまり出会ったことはないんですが、実は日本人は美術館に来館する人数は多いです。ただ常設展ではなく、企画展に人が一気に集まることが多い。何時間待ちの行列が出て、ギュウギュウになりながら見るというのが多い。僕も行った回数はそんな多くないですが、常設展に人が多いという経験をしたことがないです。

 海外の美術館はまずスケールが違っています。圧倒的に広くてゆったりと観ることが出来ます。というか全部を観るには1日では無理という美術館がほとんどです。作品がガラスの中に入っていることもなくそのまま展示されていて、生の色彩や筆遣いを観ることが出来ます。

 日常的に美術館に行きたい

 本を読んであらためて日常的に美術館に行ってみようと思いました。和歌山には美術館は多くありません。僕が住んでいるところで日常的に行けるところはないです。1番近いのが和歌山県立近代美術館です。数回、行っているんですが子どもと1度、行ったんですがやっぱり美術館の空気感は他では感じられないので、タイミングを見つけて定期的に足を運んでいこうと思います。

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