2022年 上半期お勧め教育書など

 前回に引き続き夏休みに読書しようと思っている人の参考になったらなと思って小説以外で読んだ本の中から6冊を紹介したいと思います。ブログ冒頭文とリンクを貼っておきます。

『〈叱る依存〉がとまならない』村中直人
『映画を早送りで観る人たち』稲田豊史
『嫌われた監督』鈴木忠平
『RANGE』デイビッド・エブスタイン
『DXの思考法』西山圭太
『自分の意見で生きていこう』ちきりん

『〈叱る依存〉がとまならない』村中直人

 〈叱る依存〉という言葉を聞いてどう感じるでしょうか?自分は叱ることに依存なんてしていない。叱るに依存するってどんな状況なのか?叱ることに関して悩んでいるから興味深い内容でした。教育関係者というより多くの人が読むべき1冊だと思います。



『映画を早送りで観る人たち』稲田豊史

 NetflixやAmazonprimeの動画サイトを初めとする動画コンテンツにある倍速再生や10秒スキップといった機能を使用し、本来の時間より圧倒的に短い時間で映像を観る人が増えてきている。なぜ本来の時間ではなく早送りやスキップをして作品を観るのか?という理由を探っていく1冊。




『嫌われた監督』鈴木忠平

 落合博満さんの歴史をおった1冊。落合さんが監督になってから担当になった記者が8年間を追い続けた記録。ただ単なる記録というわけでなく、選手やコーチなど関係者からの視線を通して描かれるまるで小説のような物語でした。落合さんは監督時代、リーグ優勝4回、日本シリーズ出場5回、日本一1回、Bクラスは0回という成績で最後は契約更新されることなく、監督を辞めることになります。
 契約最終年もリーグ優勝をしています。優勝しても辞めることになった落合監督とはどんな人だったのか?「オレ流」という言葉が一人歩きし、ドライで冷徹なイメージだった落合さんを関係者はどう見ていたのか?そして落合さんは何を考えていたのか。

 夜中に読み始めて深夜まで一気に読み切ってしまいました。結構な分量があります。ただ次の日、寝不足になりましたが読んでよかった1冊でした。



『RANGE』デイビッド・エブスタイン
 
 幼少の頃から1つに絞ってやり続けるのが成功に近づくのか、いろんなことを手広くするほうが成功に近づくのか。面白い1冊でした。



『DXの思考法』西山圭太

 
 西山圭太さんが書かれた『DXの思考法』を読みました。読み始める前は難解な本かなと思っていたんですが、具体を交えながら進んでいく内容がとても読みやすくDXの思考法がどんな考え方なのか?何が必要だと言っているのか。学校現場においてやるべきことは何なのか。たくさんの考える課題を見つけることが出来ました。面白かったし、ワクワクしました。



『自分の意見で生きていこう』ちきりん

 社会派ブロガーちきりんさんの最新刊『自分の意見で生きていこう』を読みました。なぜ世の中に対して意見を持つべきなのか。自分で自分の人生を生きていくには意見を持つ必要がある。じゃあそもそも意見って何なのか。ということが書かれている内容でした。



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