『夏の体温』瀬尾まいこ

 瀬尾まいこさんの小説を今まで何冊か読みましたが、どれも心がホッとする小説です。今回の小説は短編集でした。表題になっている「夏の体温」と「魅惑の極悪人ファイル」「花曇りの向こう」という3作品で、2作目はタイトルだけ見るともしかして瀬尾さんらしくない作風なのか?と思いましたがそんなことはない素敵な作品でした。
 1作目の「夏の体温」は病気で長期入院がよぎなくされた少年が退屈な入院生活を送る中で、出会った同年代の少年と過ごしていく物語。長期入院のまま亡くなってしまうという悲しい物語ではありません。幸せになる物語でした。

  

 僕が書きたいこと

 僕は物語を書きたいと思っています。なら書けよって話なんですが、書いてはいるんですが、書き始めては戻り、止まり、書き直しを繰り返している状態です。僕が書きたいことは幸せは何気ないと思われている日常にあるということを伝える物語です。ただ本当に何気ない日常の風景だけを描写しても物語にはなりません。個人の日記として残しておくことは問題ないし、記録として何気ない日常を残しておくのはきっといい思い出になると思います。
 瀬尾さんの小説には、そういう日常の幸せを書こうとしているんじゃないかなと感じることがよくあります。何気ない日常の幸せを描く設定として、入院などの非日常を使っているという気がします。
 そういった設定や文章を考えて早い内に物語を書いてみたいと思います。

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