距離感に悩む

 授業づくりネットワーク理事長の石川晋さんがTwitterに距離感について言及されていました。最近まさに距離感のことで悩んでいたので、少し整理しておくためにも記録しておこうと思います。

 高校生との距離感、若手の先生との距離感、ベテラン教員との距離感が少しずつ確実に変わってきている。年齢を重ねるにつれて距離感は間違いなく変わってきています。ということは、同じ言葉で伝えても受け取り方が変ってきているんだろうなと思います。20代、30代そしてもうじきむかえる40代で間違いなく距離は変わってきます。

 自分が高校生のころに38歳の先生といえばもう結構なおじさん先生でした。働き始めの頃に話した38歳の先生はもう立派な中堅の先生でした。ということは僕はもうその立ち位置になっているということになります。

 何が変わったのか。

 20代のころ、30代前半のころと距離感がどう変わったのか。抽象的ですがきっと先生らしくなってしまっているんだろうと思います。生徒として過ごした期間より長い時間を教員として過ごしていくうちに学校側から見る視点に偏りが出てきている部分があると思います。

 学校を運営していくうえで、日々を成立させていくうえでよりスムーズにいく手段を選択してしまっている気がします。経験則で生徒と向き合い、きっとこうなんだろうと安易に推測してしまっていることもある気がします。若い先生が挑戦しようとしていることに対して、こんな問題が起きるんじゃないかというマイナス面を先に言ってしまっている気がします。マイナスのように書いていますが、もちろん経験はマイナスだけに働くわけではなくプラスに働くこともあります。
 
 時間をかけてやるべき書類なのか、優先すべき仕事は何なのか、トラブルを解決するにはどうしたらいいかといったことが分かってくると、余裕がうまれます。余裕がうまれることで、生徒や他の教師と接する時にしっかりと聞くことができるようになります。聞くことができるようになるというのは大きなプラスだと思います。

 ただしミスがないこと、何もないことを優先してしまっている部分が僕の中に生まれてきてしまっているのも事実なんだと思います。失敗をしよう、挑戦しようと言う教師自身がミスを怖れ挑戦することなく、学ばない姿でいることは生徒はもちろん若い先生にもすぐに見破られます。

 僕自身がそうやって先生や先輩教員を見てきたように。

 どういった距離感で接するのがベストというわけではなく、どういった距離感を保つべきなのかを考えて接していくことを積み重ねるしかないんだと思います。

 teacher-gf2904cf33_1280