『赤と青とエスキース』

 1枚の絵を中心とした連作短編小説「赤と青とエスキース」を読みました。素敵な小説でした。1枚の絵がそれぞれの小説の中にさりげなく登場し意味をなしていく。ちなみにエスキートとは美術用語で、スケッチや下絵のことです。完成作品ではなく、絵を描く前に、作家が描こうとしている絵のイメージを、描くものらしいです。
 当たり前の話ですが、小説のタイトルって本当によく小説に登場する人物の感情や関係をうまく表現しているなと思います。作家さんによって、小説を書いてからタイトルを決めるのか、タイトルがあって小説を書くのか、ふと気になりました。

 小説を読むたびに憧れる
 
 小説を読めば読むほど小説を書くという行為自体に憧れを感じます。自分の手で物語を作り出すという行為に何度か挑戦しては挫折して、書き切れたことがありませんでした。それは思いが足りてないからなのか、技術が足りていないのか。小説を書きたいと思っているなら書いてネット上にあげてしまえばいいと思っているのになかなか形にならない。小説を向き合うことから逃げているんだろうなと思います。
 今年は少しばかり時間ができそうなのでなんとか短編小説を書き上げてみたいなと思います。いや、書き上げます。2月6日に締め切りですが、note内の創作大賞に応募します。軽くご期待ください。




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