小説とは全く違うストーリー
 
 観に行く人は原作とはまったく別の映画だと考えたほうがいいと思います。僕は原作のままだと思って観に行ったので、少し戸惑いながら最後まで観ることになりました。
 小説とは主人公は同じですが、物語のベースが違います。小説では映画の感想を投稿して人気が出ていき、ある日の投稿がキッカケで異国の友人とのやり取りが始まっていくみたいなストーリーだったと思います。なので、あれ?いつから映画の感想を投稿して、どこからやり取りが始まるんだ?って思ってたんですが、そんな話はまったくありません。
 主人公の過去の話がメインです。小説では描かれていない部分がメインです。菅田将暉さん、北川景子さん、永野芽郁さん、野田洋次郎さんらが演じる青春映画といったテイストが近いのかもしれません。

 なので、年老いた主人公の過去の姿と再生の物語として観るといいと思います。僕はどうも原作が好きすぎたので入り込むことがあまり出来なかったのですが、全く別物として観ると感動するところもあったように思います。

 あとはどうしても志村けんさんが頭をよぎってしまい、沢田研二さんの役を志村けんさんがやっていればどうだったんだろう。みたいなことも考えてしまい、珍しく映画に集中しきれませんでした…

 ということなので、ぜひ観てくださいとはなりませんでした。

 あっ!エンディングの歌が菅田将暉さんで作詞作曲が野田洋次郎さんの歌はめっちゃ良かったです。




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