生と死ってタイトルで、詩を書いてみようと思います。

 こないだ読んだ谷川俊太郎さんの詩集に影響を受けて詩を気が向いた時に書いてみようと思います。

 「生と死」

 生はいつも前にいる

 こっちのペースなんて考えることなくどんどん走ってく

 後ろ姿が見えなくなりそうになる


 死はいつも後ろにいる

 たまに生の背中が見えなくなりそうな時に隣に並んで走ってくる

 「しんどいなら追い抜いてやろうか」と話しかけてくる


 生はいつも前にいる
 
 まるでついてくるのが当たり前みたいにどんどん進む
 
 生はこっちのことなんて見もしない


 死はいつも後ろにいる

 後ろにひっそりしっかりついてくる

 死はいつも背中を見ている


 生はいつも前にいる

 おかげでゴールがどこか分かりやしない

 見失うなよと言ってくれたり、励ましたりしてくれない


 死はいつも後ろにいる

 いつか追い抜かれる日はくるけれど、意外と気を使ってくれてる気がしてる

 出来るだけ突然、追い抜かないようにしてくれている


 生と死はいつも前後に並んでる

 どっちが前なのか分からなくなる

 生と死はずっとつながっている


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