文化、芸術は必要なのか

 緊急事態宣言によって多くの美術館が休業要請を受け、休業をよぎなくされた。不要不急の外出にアートは該当するのか。六本木ヒルズにある森美術館の館長で様々な現代アートに関わっている片岡真実さんが開催し、二日で休館となった「アナザーエナジー展」は全員70歳以上の女性の作品という現代のジェンダー問題への問いかけになっています。
 歴史に名を残したアーティストのほとんどは白人の男性。落合さんは才能に偏りがあったわけではなく、白人男性がアート作品を作り続ける環境が多かったからだと話されていて、そういう視点で考えたことのない自分を知ることができました。

 他にも意識していなかった事実として、世界史の教科書に載っている男女の比率は565:21で圧倒的な差があります。日本史の教科書も同様に比率だろうと思います。
 ジェンダー問題に関して世界よりも意識がかなり低い日本に対してナイキがCMを作成し問題提起しています。


 アートは「違い」と出会える

 アートは他者との「違い」と出会わせてくれる。人が感じているものや表現するものが自分とは違うということと出会うことが出来る。
 コロナによって自ら何かを「つくる」人が急増し、多くの人が創作活動を始めた。今まで以上に、新しい価値が生まれはじめ、大量生産が目的ではない「ものづくり」を目指し始めました。多くの人に多く売れることよりも自分自身や身近な人を満足させる自分の手に届く範囲の「ものづくり」に人が価値を感じ始めている。
 アートによって人と人が違うことを知り、対話がうまれる。アートの持つ力は奪うことはできないんだと思える時間でした。



 写真は僕が森美術館に行った時の「塩野千春展」の作品です。

IMG_1305


IMG_1299