復活クレイジージャーニー!!

 大好きな番組が放送中止されていましたが、まさかの復活を果たしてくれました。復活したばかりですが内容はやっぱりクレイジージャーニーにふさわしい攻めたものでした。ジャーニーの中心的人物であるゴンザレスさんと佐藤さんの旅のVTRで、大麻文化とバーニングマンというイベントへの取材。
 今回、書くのは時間的にもインパクト的にも強かったロサンゼルスの大麻文化についてです。見逃し配信などもあると思うので見ていない人はぜひ観てみてください。



 大麻は悪なのか

 
現在、日本では大麻は違法薬物として取り扱われていています。大麻が合法化されている場所であっても日本人は大麻を吸うことは法律違反となります。数年前に大麻が正式に認可されたロサンゼルスでは大麻を販売する店や州をまたいで大麻を吸いに来る人が多く存在しています。  
 法律違反ではないので当然なのですが、町中で大麻を吸う人がいたり、楽しそうに大麻を吸う人がいたり、日本から観ると凄い光景です。解禁になって急速に広まり市場が出来上がったということは、興味がある人が潜在的にいたんだと思います。大麻を作る農園が広がったり、現在の市場は8兆円まで膨れあがっています。
 禁止して違法で取引されるくらいなら、管理して収入を少しでも得るほうがいいという思惑があるのか、いずれにしても法律によって善悪は作用するという分かりやすい問題だと思います。

 ゲートウェイドラッグ

 大麻はそれ自体の依存性は低く、合法化されている場所もありますが、他の薬物への入り口となるという危険性を指摘する人や国が多くいます。日本もその姿勢なので、完全に禁止しています。大麻から始まった薬物がきっかけで、刺激を求めて危険なドラッグに手を出していく。だから大麻は合法化するべきではない。
 この論理は僕の感覚からすると、論理がごっちゃになっている気がしています。軽いもので開始すると刺激が強いモノを求めていく。というのは人によるものであって全員にあてはまるものではないと思います。
 お酒が好きな人が必ず飲酒量が増えていき、アルコールなしでは生きていけなくなるかというと人によります。タバコも人によって違います。僕は大麻の合法化に賛成でも反対でもないです(現在の日本は法律で禁じているので使用は絶対にダメです)が、大麻が入り口になるからダメだという論理は、一般化の罠にはまっているように感じます。

 ただ、薬物中毒者の映像や薬物中毒者のほとんどが最初は大麻だったという証言を聞くとどうしても大麻は悪の根源のように感じてしまったのも事実です。負の側面のインパクトは強いので流されそうになりますが、ルールの中で生きているのであれば、ルールを守っている人のことを悪く言うのはフェアではないと思います。

タバコを喫煙可能な場所で吸っている人や、コロナの感染対策を行いルールに従い営業している店、感染対策をしたうえで行動している人なんかも批判されるべきではないと思います。


いろいろ書きましたが、本当に復活してくれて良かった。特番ではなく隔週でもいいので復活することを願います。

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