学位記授与式

 学位記授与式とは大学院の卒業式です。教職大学院を修了すると、専門職学位として「教職修士(専門職)」が授与されます。4月からは、大学を卒業した段階で授与されていた学士という学位から教職修士を授与されて人物となります。だからといって何が変わるかというと・・・とくに何も変わりません。学位というのは大卒、院卒の別名みたいなものという認識でいいような気がします。
 院を修了して、変わるものもあります。教員免許状が変わります。そもそも教員免許には、短大卒業程度の二種免許状、大学学部卒業程度の一種免許状と、大学院修士課程修了程度の専修免許状というのが存在しています。ただ、院が修了すると自動的に切り替わるわけではなく、申請が必要です。書類を揃えたり手続きが少し大変そうですが、申請して専修免許状にしておきたいと思います。  
 専修免許状になると業務が変わるのか?というとあまり変わりません。管理職になるためには必要なのかというとそういうわけでもないので、専修免許状にしなくてはならないわけではなく、あくまで最初の段階での給与面などで分けるためのものだという認識です。


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 長々と前置きを書いてしまいました・・・

 どんな学位や免許を貰うよりも大切な「学び」がありました。

ただ最近、心に響いた言葉に”行動を伴わない知識は必要ない”という言葉がありました。
4月から学校現場でどんな行動が出来るのか。それが学んだことを証明する方法だと思います。
これからも行動と発信を続けていき、生涯「学び」続けます。

学べたことと同時に本当に多くの素晴らしすぎる出会いがありました。

・先生方との出会い
 
 担当教授はもちろんのこと、多くの先生方との出会いは間違いなく、僕にとって大きなプラスになりました。講義がとにかく面白くて、現場でやりたくなることややってみたいと思うことだらけでした。日常でもお話していただくこともあって、緊張はするんですが、何度でも話したくなる興味深い話ばかりでした。

・院生との出会い
 
 ともに過ごす時間が多かった院生には本当に感謝することばかりです。ほとんどのメンバーが一回り以上の年齢差です。いやあ、本当に気を遣うと思います。僕が逆の立場なら接し方にかなり悩みます。にもかかわらず、かなりうまく付き合っていただきました。「今どきの若者は・・・」なんて愚痴をよく聞きますが、僕からすると「今どきの若者はなんて優秀でいいやつなんだ」です。
 もはや、若い先生方には希望しか感じません。僕のやるべきことは若い先生の邪魔をいかにしないか、やりたいことをどうやってやれる環境を作るかなんだとビシバシ感じました。

 二年間という期間、上越で学ぶ機会をくれた和歌山県に本当に感謝です。

修了式