エクストリーム・ジョブ

 韓国で歴代興行収入を塗り替えたという映画「エクストリーム・ジョブ」を観ました。簡単に説明すると失敗続きの捜査班、起死回生のために張り込んだのは敵組織のアジトの前にあるフライドチキンの店。しかし張り込んで間もなく店は閉店することに、やむなく店の権利を購入し、張り込みしながら営業を開始する。目的はあくまで張り込み、店はうまくいかなくていいと思ってた・・・
 刑事の1人が作ったフライドチキンが大当たり、大繁盛店になってしまう。本業の張り込みどころじゃない店の忙しさのせいで訪れたチャンスを逃してしまう・・・絶体絶命だと思っていたが、刑事の店だと知らない犯人側がフランチャイズの話を持ち掛けてくる。
 物語の展開もテンポよく、面白要素もたくさんあって最初から最後まで楽しく観ることが出来ました。

 観れる映画の差

 エクストリーム・ジョブが公開当初は全国で上映されている映画館がかなり少なく、ヒットして上映館が少しずつ増えていくといったタイプの映画でした。上越市では二週間しか上映期間がなく、映画館で観ることが出来ませんでした。映画館はスクリーンの数が決まっています。ということは上映できる映画の数も決まっています。地方部はある程度の集客が見込める作品でなければ上映されることはありません。
 今はネットによって多くの映画作品が観れるようになりました。しかし、映画館で観れる映画の数は都市部と地方でますます差が出て来ています。尖った映画や無名の映画監督や俳優さんの映画は、都市部でしか観ることが出来ません。人が多くいるかどうかで観れる映画に差がある。商業的に成り立たないので仕方ないと思いつつも観たい映画を映画館で観れない時は少し寂しくなります。
 これから先、もしどうしようもなく観たい映画が出てくれば、自分で映画館で上映してもらうという動きをしたいななんてことを思っています。
 


チキン