藻谷浩介先生

 『里山資本主義』という本で名前を知っていた藻谷先生が、上越教育大学の企画で講演されるということで受講しました。かなり面白い時間を過ごすことが出来ました。事実をもとに語ることの大切さ、みんなが言っていることを無条件に信じることの危険性を話してくれました。

 高齢化が進む日本の死亡者数がコロナによってどう変化したか。

2019年138万人 → 2020年136万人 という事実をどれくらいの人が知っているか。

未成年のコロナの死亡者数は0人。

コロナは男性死者数が女性より多い。

イスラエルのワクチン接種率が3人に1人と進んでいるが(2/14-20)の100万人あたりの感染者数を見るとイスラエルがまだ1番多い。

日本は10人 英国167人 アメリカ216人 イスラエル372人

イスラエルはかなりワクチンの効果が出てこの人数になっている。
つまり、ワクチンを接種するしかない状況であったことが分かります。

ワクチンは100万人で15人が、危険なアナフィラキシー症状が出る可能性があります。
日本は感染者が100万人で10人なので実数だけで騒がれてしまう可能性がある。

コロナの変異株は実は4000種類程度確認されていて、日本で広まっているのは東京株と呼ばれるもの。

コロナ感染は人数ではなく、マスクを外した会食や換気が悪いところで起きる。

人が密に集まっていても感染しない。(満員電車で感染が爆発していないという事実)

これらの事実があるからコロナは大丈夫というわけではなく、事実を踏まえた議論が必要。

0か100の極端な議論や犯人捜しではなく立体的な議論をする必要がある。

 推論する力

 事実を正しく把握したうえで必要になってくるのは導きたい結論のために事実を使う力ではなく、推論していく力。PCR検査を全員に行うことで、対策が出来たはずだという結論を導こうとして数字を出すのではなく、PCRを徹底したドイツとそうでなかったスウェーデンを比較する。
 感染者数の推移は同じ動きをしていることが分かります。理由はPCR検査ではコロナウィルスを持っていても発熱などの発症がない場合は、3割の確率でウィルスがいるのにいないという結果が出てしまうから。つまり全員に検査を行っても防げるという推論には蓋然性がない。
 同じようにGOTOキャンペーンによってコロナが広まったという主張に関しては事実すらない状況で論が展開されている。増えたのはGOTOに東京が加わってことが大きな原因だとデータから読み取れる。人はつい都合のいい数字や嘘を信じてしまいます。不安を煽られると流されてしまいます。
 今、言われていることは導きたい主張のための数字なのかを見極める必要があります。コロナは危険ですという結論を導きたいために毎日、新規感染者数が〇〇人ですと報じられていないか?
 情報が簡単に手に入り、大量の情報が流れているからこそ、みんなが言っていることに対して疑問を持ち、自分で確かめるという力が必須です。

FullSizeRender