響く言葉が絶対にある

 ようやく観てきました。えんとつ町のプペル。涙なしには観れませんでした。人によってどこで響くか分かりませんが、誰かに届く言葉やシーンがきっとあると思います。
 悪役のようにかかれるいる側も、実は悪いと思っているわけではない。世界の人が、幸せに生きれるようにという正義から行動している。
 人に向かったなかなか言えないような真っすぐな言葉が映画には出てきます。もうそれは本当にまっすぐです。
 たとえるなら「海賊王に俺はなる。」くらいまっすぐなんです。「俺は海賊王になる。」ではダメなんです。「星はある、信じ抜け」なんです。
 ブルーノの言葉、ルビッチの言葉、スコップの言葉、登場人物みんなの言葉を聞いてほしい。


 えんとつ町のプペルがヒットしない世界にしてはいけない
 
 夢を追う人が誰かに迷惑をかけたわけでも、攻撃したわけでもないのに叩かれ続ける。自分の信じたことのために行動することを否定される。誰もが持っていた思いだったり、飲み込んできた現実だったからその夢が実現すると、過去の自分が否定されたように感じてしまう。だから全力で否定する。そんな社会になっていると思います。
 それでも映画は、最後に夢を追い続ける人と一緒に夢をみることは、あなたが諦めたから悪いじゃなくて、一緒に夢は見れるんだと伝えてくれる。
 映画を観た後に、「自分が全部出来なくても一緒に夢を観ればいい。」「人の頑張る姿を肯定して、応援する世界がいい。」と思える人が1人でも増えればいいなと思います。

 映画館で観るべき映画

 アニメだからDVDで観ても変わらないと思う人もいるかもしれません。えんとつ町のプペルに関しては間違いなく映画館で観るべきです。冒頭のシーンの心臓音でもう映画館で観るべきだと思いました。冒頭シーンはYouTubeでも公開されているんですが、「ドクンッ」って音がもうまったく全然違います。えんとつ町の引きの絵は、小さな画面では間違いなく迫力が半減してしまいます。あと、劇中歌の音楽の質もまったく違うと思います。
えんとつ町のプペル