修学旅行の思い出

 小学校の奈良・京都、中学校の東京、高校の沖縄。どの修学旅行も楽しかった記憶がある。何かを学んだ記憶より楽しい記憶が多い。仲のいい友達と、旅行できたのだから楽しい思い出になるのは当然だろう。しかし、よくよく考えてみると全員で行く必要はあったのだろうかとも思う。
 小学校と中学校では班別行動なるものがあった気もするが、あまり記憶にない。



 修学旅行の金銭的負担

 修学旅行の旅費はほとんどの場合、親に出してもらうことになる。そして、修学旅行にはお小遣いなるものも必要になってくる。小学校、中学校とあがるにつれて、金額も大きくなるのが自然である。修学旅行の行き先や出発地によって差はあるが、高等学校では費用は50,000円を超えるところも珍しくない。沖縄に二泊三日で70,000円といったところもある。
 沖縄に二泊三日であれば、LCCなどを利用すれば半額程度で行けてしまう可能性がある。しかも自分たちで計画して行き先も決めることが出来る。
 修学旅行は学校行事として、完全に定着してしまっている。海外に修学旅行に行けることを売りにしている学校もある。

 今こそ考え直すタイミング

 修学旅行は、本当に全員で同じ場所に行く必要があるんでしょうか。社会人になって、半分強制的に同じ場所に行くと言われた時に行きたいですか?行きたい人と行きたくないですか?親睦を深めると言う意味で、社員旅行が強制されているところもあると聞いたことがあります。それって不自然ではないでしょうか?
 日常から親睦は深められるし、学びは得るべきだし、体験活動も行うべきだと思います。今、このタイミングでゼロから考えてみる必要がある気がしました。

修学旅行2