「ノブレス・オブリージュ」とは
 西野亮廣さんのブログでノブレス・オブリージュという考え方を始めて知りました。寄付に関する日本が持つシステムの問題についてもめちゃくちゃ分かりやすく書いてくれています。まずはこちらのブログの【貧しくなりたがる日本人】を読むことをお勧めします。

 

それを踏まえたうえで僕が思うことを書いていこうと思います。

 日本人はなぜ偽善を良くないと考えるのだろうか。
 ブログにも出てきますが日本人は積極的にいいことをしようとしている人に偽善者というレッテルを貼りたがります。こっそりと良いことをしている人を称賛する傾向が強いです。これはやはり武士道が影響しているのかなと思ったりします。人を助けた後に「名乗るほどのものではございません。」みたいなのに憧れる感じや鼠小僧のように金持ちからお金を奪い人に配ることは犯罪であってもよしとされる傾向。さらに大企業対と中小企業、権力者と一般人は基本的に対立構造で描かれて、お金や権力がない側が逆転で勝利するみたいな物語が多く作られます。でもそもそも大企業は悪でもないしむしろ大企業や富裕層の人がお金を積極的に寄付しやすい環境にしたほうが絶対いいはずです。
 これからは社会的貢献が企業にとってますます必須条件になっていきます。本来、いくら寄付しただけでなく、どこにいくら寄付したかによって企業や経営者のビジョンが見えてくるので海外の人はそこに注目しています。日本はまだ震災や自然災害が起きた時に著名人の寄付した額だけが取り上げられるレベルです。寄付とは企業や個人が持つビジョンを示す絶好の方法なのです。ホームレス問題に取り組もうとしている企業がホームレス問題に取り組んでいるNPO法人に寄付をする。企業が寄付を公表することで企業の道を示し、応援される企業になるというシステムを作れば寄付が増え、望ましい方向に進んでいくはずです。しかし、日本ではお金で社会貢献することを意志の表明と前向きにとらえる動きがあまりないどころか企業イメージをあげるために寄付を使うなんてという風潮まであります。
 理由は黙って行うことが美徳だとされているからだと思います。ということはやってようがやっていいが黙っているほうがいい。それなら何もしないでおくということがベターな選択になります。お金を持っている人の行動を制限しているのは持っていない人だという自覚を持つこと。持っている人は稼ぐことだけを目的にしていないという事実を知ることが大切だと感じました。

武士道