N高等学校の課題解決型プロジェクト学習(PBL)の全国発表会を視聴しました。

発表の詳細については公開できないので書けませんが、視聴した感想やこれから何が出来るのかを考えてみました。


プレゼンの内容は4分という短い時間設定の中で解決すべき社会課題の設定、解決する方法、ビジネスモデルが盛り込まれていました。


デジタルを使うことが目的になっていなく社会課題を解決するためにAIやデジタルを道具としてうまく使っていました。


どうビジネスモデルとして展開していくかまでが具体的にプレゼンされていました。


いかにプラットフォームを作るのかという視点も本当に素晴らしい視点でした。

1か月半で完成させてという期間にも驚きました。


こういうプレゼンを先生が見た後に持つ感想の多くは「N高生だから・・・N高くらい環境が整っていれば・・・」といったもの。


本当にそうなんでしょうか?

僕はこのマインドをいかに変えれるかがとても大事だと思っています。

N高では生徒のことを一人の大人と扱うことを大切にします。

子どもは有能だと信じて接しています。

20年後の価値交換を考えるという課題に対して大人が導いてあげなくてはというスタンスを持っていません。

まず学校全体として子ども集団で出来ると思っている状態をいかに作ることが出来るか。

そのうえで公立高校でどんなことが出来るのか?

僕は地域企業とのつながりしかないと思いました。

地元の20年後を考え、どう変えていくかを学校内だけで考えても課題は見えてきません。

かといって自治体とだけでもダメだと思います。


そこに暮らす人、働く人が何を課題に感じていてどうなっていくべきだと思っているのか。


子どもを見守る対象ではなく地域で共に生きる、地域を作っていくメンバーだと捉え積極的に任せていくことができるか。


お膳立てされた地域学習ではない地域を巻き込んだ教育にしていけるかを本気で考えないと間違いなく進路の選択肢として選択されることがなくなってしまうと思います。


全国にいるN高生のプレゼンを見て刺激を受けていける環境とただ学校内、クラス内だけの環境。


公立高校は選択してもらえる場所でなくなってきているという危機意識を持てるかどうか。


N高生の発表を見てさらに危機感を持ちました。



メルカリ、N高