苫野さんの本これで何冊目かちょっと分かりませんが結構、読んでる気がする。

この本は表紙からもなんとなくイメージ出来ると思いますがターゲットが子どもな気がする。

教室に1冊、置いておきたい本でした。

苫野さんがいろんな本で書かれている二つの哲学における基本。

「一般化のワナ」と「問い方マジック」についても分かりやすく書いてくれています。

「一般化のワナ」

自分の経験を一般化してしまい物事を考えてしまう危険性。


学校に自分が行って楽しかった経験から学校は楽しいから行くべきだと言ってしまうなど自分の経験を一般化してしまうことはよくあります。


多くの練習を重ねて強くなった経験があるクラブ顧問はその経験を一般化し多くの練習をさせること強くなる道だと考えてしまうのも一般化のワナです。


「問い方マジック」

学校に行くのはいいことか悪いことか?

みたいに人はすぐに二項対立を作りどちらかが正解だと考えてしまいます。

でもそうでしょうか?

学校に行くのがいいことか悪いことかなんて状況によって変わるし時代によっても変わります。


詰め込み教育とゆとり教育どちらがいいか?みたいな論争もまさにそうです。


どちらかだけが正しいなんてことは実際ほとんどありません。


そこから勉強するのは何のためというタイトルの話に入っていきます。

この答えはどの本でも同じで「自由に生きたいように生きられる」力を身に付けるためです。


ここでいう自由とはけしてやりたい放題にやるという自由ではありません。

自由だと実感できることです。


人は自由になるために戦争を繰り返してきました。

自由になるために革命や思想が違う人を排除しようとしてきました。

しかしお互いが相手を自由な存在だと認め合い、みんなでルールを作ることで自由になることが出来るというのが主張です。

「自由の相互承認」こそが人を自由にし争いをなくす手段だと述べられています。


勉強をする理由、学校に行く理由を自分の言葉で答えてくれています。

自分にとっての答えを導き出すことの大切さを感じられる1冊です。


僕が印象に残った部分はロシアの小説家であるトルストイの言葉です。

「子どもはお互いを認め折り合いをつける力を持っている」

完全に『学び合い』の子ども観を一致していました。