『赤と青とエスキース』 1枚の絵を中心とした連作短編小説「赤と青とエスキース」を読みました。素敵な小説でした。1枚の絵がそれぞれの小説の中にさりげなく登場し意味をなしていく。ちなみにエスキートとは美術用語で、スケッチや下絵のことです。完成作品ではなく、絵 ...
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2022年01月
見えないものを見ようとする
八月の銀の雪 見えている姿は人の全てではないが、人は簡単に見た目で人を判断する。人は見た目が9割といった本が大ヒットし、人はますます見た目を大事にするようになった。『八月の銀の雪』は人を見た目だけで判断すると、その人の本当の姿を間違えることがあるんじゃ ...
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もし何かを残せるとしたら
『クスノキの番人』 東野圭吾さんの『クスノキの番人』を読みました。あらすじをザックリ書きます。 早くに母親を亡くし、祖母と暮らしていた玲斗はある日、不当に解雇された会社から腹いせに盗難を行う。しかし、犯行はうまくいかず逮捕されていまう。刑務所入りを覚悟し ...
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