教育問題はなぜまちがって語られるのか?タイトルから面白いですが中身も本当に面白いです。


教育問題とはよく聞きますが、何なのか??


教育界で起きている問題すべてとういうわけではありません。


教育問題は社会的に問題になっている問題ということです。


教育問題で話題になるのは自殺問題だと思います。


もちろん自殺問題は大きな問題です。


しかし子どもの自殺の数の中でいじめでの自殺は多くありません。


自殺の理由として多いのは失恋や学業の悩みです。

教育問題としてそれらが扱われることはありません。


これはけしていじめが教育問題として取り扱われるのがおかしいと言っているわけではありません。


教育問題とは社会で注目されたものだという認識を持つべきだという提案です。

タイトルに戻ります。


教育問題がなぜまちがって語られるのか。


社会問題となった教育問題はさまざまな人に語られます。


多くのエビデンスのない語りが出てきます。


エビデンス=自分の教育問題解決方法です。


いじめが起こるのは昔のようにみんなが自然で遊んでいないからだ。

実際、私が小さかった頃は自然で遊んでいていじめなんて起こらなかった。


みたいなよく分からない意見。


いじめはネット社会が生み出した。


いじめは核家族化が生み出した。

などなど色んな説が出回っています。


不登校の問題に対しても心の問題、経済的な問題などなど


本来、単純化されて解決できない問題を単純化しようとする。

変化し続けている教育問題に対して過去の経験を当てはめようとする。


教育問題=正答がないという認識がない。


もちろん内容は教育問題の実際についてしっかりと分析されています。


事実認識 ⇒ 診断 ⇒ 対策


という解決方法を提示してくれています。


ですので、教育関係者以外も1度ぜひ読んでほしい1冊です。

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